ワンちゃんを迎えるにあたっての心構え(ペットショップでの衝動買いにご注意)

トイプードルシルバーなつき

ペットショップで愛くるしく遊んでいるワンちゃん、ネコちゃんを見ると、家に連れて帰りたくなりますよね。

チワワ
新しい飼い主を待つワンコたち

こんな子たちが家にいたら毎日癒されるな~、毎日楽しいだろうな~

ほとんどの方はそう思うはずです(笑)

結論!

ワンちゃんがいれば毎日癒されます!
そして、毎日楽しく一緒にいられます!!
家族との会話もワンちゃんで持ち切りになります。
話題が増えます。
無病息災、家内安全。幸せ家族間違いナシです。

じゃあ、早速ワンちゃんを迎えに行きましょう!!

・・・・・

・・・・・・・・・・・・

でも、ちょっと待ってください。

それだけで家に迎えてもいい理由にはなりません。

勢いだけで飼うことだけは絶対にしないでください。

今回のお品書き♪

ワンちゃんは家族

ワンちゃんは生き物です。
決してあなたのおもちゃではありません。
ましてやアイドルでもありません。

こちらの都合の良いときに登場し、さんざんモフモフしたり癒してくれて、飼い主の欲求が満たされたら場の空気を察して自ら退場してくれるわけではありません。

静かにして欲しいときに吠えます。夜中だろうと明け方だろうと、吠えたくなったら吠えます。

そして人のためになることは決してしません。

壁、床、コード、家財道具をかじって壊します。何だったらそれらを食べます。

ご主人様が仕事で疲れて家に帰ってきても、肩を揉んでくれるわけでも、料理を作って待っててくれるわけでもありません。むしろ疲れて帰ってきてるのに、遊んでくれ、お腹が空いたからご飯を用意しろと主張してきます。

具合が悪くなったら吐きます。

具合が悪い犬
ワンちゃんはいつも元気ではありません。

遊んで欲しくなったら嚙んできます。何やら気に入らないことがあれば噛んできます。いつの間にか主従の逆転現象が発生します

尿意、便意を催したらトイレじゃない所でします。

部屋の入って欲しくないところへ入り込みます。そして自力で出られなくなって助けを求めます。

高いところへ移動します。降りようとして失敗して、足を捻挫します。

犬種によっては異常なくらい毛が抜けます。

小学生が作る粘土作品くらい毛が抜けます。
でも所詮大きな毛玉なので、出展しても賞はもらえません。

毎日歯磨きが必要です。

意外に思われる方もいらっしゃいますが、ワンちゃんに歯磨きは必要です。

歯磨きしないと歯周病の原因になって、将来困ったことになります。

歯磨きガムを与えていれば済む話ではありません。

お迎えしたら

ワンちゃんが来たら一緒にドッグランへ行こう!

それを楽しみにする気持ちも分かります。

トイプードルシルバーなつき
天気が良い日のドッグランは最高です。

今まで行けなかったドッグラン。ワンちゃんがいれば行けます。

ドッグランには色んなワンちゃんがいます。社会化できていれば、犬種の違うワンちゃんたちと楽しく触れ合うことができますし、色んな飼い主の方たちと情報交換をすることができます。

でも、結果的に行ける場所、行ける範囲はワンちゃんがいなかったときの方が自由だったと後々になって気付きます。
自由な時間がなくなります。自由な時間が減るのではありません。自分の時間は消滅します。

仕事から帰ってきて、楽しみにしていたネットフリックスで映画でも観よう。
でも、観れません。
そんな猶予は与えてくれません。

いつか芸を覚えさせたいな~

例えば、お手をさせたい。
伏せを覚えさせたい。
ボールを取って来させたい。

自分が言った通りの行動を取ってくれたら可愛さが千倍になります。

ワンちゃんの可愛さで死んでしまいそうになります。

でも、その通りに行動してくれるかどうかは飼い主とワンちゃんの共同作業です。

コマンド通りに行動してもらいたいのでしたら、訓練が必要です。
適切な場所でトイレをしてもらうのもコマンドの一つです。
ペットシーツを置いておくだけで覚えてくれるはずはありません。

それでも飼いますか?

そしてあるときこう思います。

「ちゃんと教えてるのに何で覚えてくれないんだろう」

「しつけても言うことを聞かない。きっとこの子はオツムが足りない」

「こんなことなら飼わなければよかった」

「ペットショップの店員の口車に乗せられたかも。もうペットショップへ返したい」

事実、ペットショップとの契約を終えた後、事前に聞いていなかった先天的な病気があった、住んでいるマンションでは飼うことができなかった、思ったより大きくなってしまったので飼う意思がなくなった、等を理由にしてペットショップへ申し入れをするケースが多発しているようです。

また、このような統計資料もあります。

https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/statistics/dog-cat.html

(環境省:「犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況」)

あなたはそれでもワンちゃんを飼いますか?

ワンちゃんを迎える前のチェック項目

それでもワンちゃんとの生活を送りたい。

そう思った方はおさらいになりますが、簡単なチェックをしましょう。
一つでも当てはまる項目があれば要注意です。

チェックしてみましょう

自分の時間が欲しい
仕事の理由を含め、家を長時間留守にすることがある
自分に何かあったとき、頼る人がいない
近くに評判の良い動物病院がない
飽き性である
部屋をきれいにするのが苦手
ぐっすり眠らないと体調を崩す
行動範囲を狭められることに抵抗がある
毎日ワンちゃんの歯磨きをする自信がない
怒らずにコマンドを教え続ける自信がない

迎えるワンちゃんによって一緒に生活する大変さは変わります。

我が家のなつき君はトイプードルなので、毛はほぼ抜けません。
抜け毛による掃除の必要はありませんが、毎日のブラッシングは必要です。

また別の記事でも書きますが、お迎えしたらトイレだけは徹底して訓練しましょう。
保護犬をお迎えする方でない限り、ほとんどの方は生後2ヵ月、3カ月くらいのワンちゃんではないでしょうか。
可愛くて仕方のない時期ではありますが、室内でトイレを覚えてもらわないと将来的に大変なことになります。

近所に何軒かワンちゃんを飼っている家があるのですが、ほぼ100%の確率で家でトイレできません。
つまり、雨が降っても台風が来ても、雪が降ってもトイレのために外へ行かなければならないのです。
悪天候の中、トイレ散歩へ行っても、その目的が達成されなければ家に帰ることはできません。

ワンちゃんと散歩できるから悪天候でも気にしないから平気。

気にしない、のは飼い主だけでワンちゃんは気にしているかも知れません。

アスファルトが強い日差しによって目玉焼きが焼けるくらいの温度だったとしてもトイレのために歩かなければなりません。下手をしたら肉球が火傷してしまいます。

ワンちゃんと楽しく生活するために

と、色々書きましたが、可愛いワンちゃんを迎えたい気持ちは誰にも止められません。

良い面ばかりだけでなく、それと引き換えにどんなことが起こるのかを常に想定しておきましょう。

目の前にいる可愛い容姿をしたワンちゃんとそのワンちゃんの値札だけで判断すると色々な意味で大変になるかも知れません。
仮に、そのワンちゃんが別の誰かに引き取られたとしても、来月になったら同じくらい可愛いワンちゃんが現れるはずです。今すぐ我が家へ迎え入れよう、ではなく、事前にしっかり勉強をして、ワンちゃんとの楽しい生活を送りましょう!!

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今回のお品書き♪