先日、近所を散歩していたら、散歩友達から「ドッグフードって何をあげてるの?」と聞かれました。
確かに、他のワンちゃんがどんなドッグフードを食べているかって気になりますよね。
我が家のなつき君は体重が8kgを超えているので、何を食べたらこんなに大きくなるのかを知りたかったのかも知れません(笑)
と言うことで、今回はドッグフードに関する注意すべき点とトイプードルにオススメのドッグフードをまとめてみました。
ドッグフードで気を付けること
愛犬に与えるドッグフードで気を付けたいこと。
グレインフリーのものを選ぶ
まずは余計な添加物が含まれていないことです。
最近のドッグフードでは「グレインフリー」を謳ったドッグフードをよく目にします。
グレインフリーとは、穀物(小麦、とうもろこし、米などの穀物全般)を完全不使用という意味で、肉食動物である犬や猫は脂質とたんぱく質からエネルギーを摂取するため、穀物は消化しにくく腸に負担をかけてしまいます。
着色料が含まれていないこと
お手元のドッグフードの原材料をご覧ください。
その中に食用黄色4号、食用黄色5号、食用赤色106号、食用青色1号などの表記はありませんか?
この、青色〇号や赤色〇〇号はお分かりの通り、着色料です。
着色料って必要なの?
結論から申し上げますと、必要ありません!
必要ないどころか、むしろこれらが含まれていないドッグフードを選んでください
そもそも、着色料とはどんな種類があるのでしょうか?
また、どんな危険性があるのかをまとめました。
赤色2号
別名アマランスと言います。
赤色に着色できる食用タール色素で、タール色素は石油を精製する際に出てくるナフサを原料としている色素を指します。
この着色料は常温では赤褐色の粉末でにおいはありません。
この着色料は発がん性が認められており、染色体異常、血球数減少や成長抑制などの可能性が指摘されていることから、ベルギー、カナダ、アメリカなどでは人間が食べる食品への使用が禁止されています。
赤色3号
エリスロシンという別名がある着色料で、これも食用タール色素の一つです。
熱に強く、タンパク質と結合しやすい特徴があり、酸性の環境下では無色になるため、赤色102号と一緒に使用されることが多いです。
日本ではかまぼこ、さくらんぼ、福神漬けなどに使用されます。
この着色料はラットの実験では多量に摂取すると赤血球が減少することが証明されており、甲状腺に腫瘍ができる可能性があります。
これを受けてドイツ、アメリカ、ポーランドでは人が食べる食品への使用が禁止されています。
赤色40号
アルラレッドACの別名を持ち、これも食用タール色素の一つです。
ドッグフードの色合いを調整し、犬の食いつきを良くする効果がありますが、犬は赤色を認識できないため、飼い主に「このドッグフードが美味しそうだ」と訴求する目的で使用されています。
ちなみに、人間の食品への使用が認可されていますが、カステラ、醤油、食肉、鮮魚介類、お茶、豆類、味噌などへの使用は禁止されています。
キャンディーやソフトドリンクに含まれているケースが多く見られます。
赤色102号
石油を原料とするタール色素の一つです。
アジアやオーストラリア、ヨーロッパでは食品添加物として認可されていますが、アメリカの食品医薬品局では認められていません。
赤色104号
こちらも石油を原料とするタール色素の一つです。
熱に強い特徴があることから、焼き菓子や発酵食品に使用されます。
海外の動物実験では発がん性や遺伝子損傷を引き起こすことが確認されており、海外では使用が認められていない国があります。
赤色105号
石油を原料とするタール色素の一つです。
急性毒性はありませんが、動物実験では肝臓と甲状腺に異常が見られたとの指摘があります。
赤色106号
アシッドレッドと呼ばれます。
こちらの着色料はアメリカ、ヨーロッパでは食品添加物として認められていません。
青色1号
タール系の食用合成着色料です。
水とアルコールには溶けますが、油には溶けません。
また、熱や光、酸には強い反面、着色力があまり強くない特徴があります。
青色1号は日本やアメリカで使用が承認されていますが、ドイツ、フランス、スウェーデン、ベルギー、オーストラリアなどでは使用が禁止されています。
この着色料は清涼飲料水、お菓子、ソーダ味のキャンディやアイス、野菜の漬物、ゼリーなどに使用されています。
青色2号
水やアルコールによく溶け、溶液にすると紫色のような青色で、青色1号と比べて光や熱に弱い特徴があります。
発がん性の問題で国によっては使用禁止になっていますが、日本では使用量の制限もなく使用が認められています。
この着色料は冷菓、和菓子や焼き菓子、入浴剤、化粧品などに使用されています。
黄色4号(おうしょくよんごう)
タール系の色素で、別名タートラジンと言います。
光や熱、酸に強い特徴があり、和菓子、焼き菓子、飴、漬物、清涼飲料水など、様々な製品に使用されています。
ノルウェーやスウェーデンでは食品への使用が禁止されています。
アレルギーを引き起こす可能性を指摘されていますが、一番多く使用されている色素で、この着色料は薬にも使われています。
黄色5号(おうしょくごごう)
厚生労働省で指定添加物として認可されている、橙色に着色することができるタール系着色料です。
別名サンセットイエローFCFと言います。
キャンディやデザート、スナック類など、幅広く使用されています。
EUでは食品添加物として、アメリカでは食品(医薬品または化粧品)添加物として認可されています。
緑色3号
食用タール色素に分類される合成着色料です。
熱や光、酸に強い反面、アルカリ性に弱く、長期間の食品保存でも退色が少ないといった特徴があります。
ドッグフードだけではなく、メロンソーダや緑色のかき氷のシロップなどに使用されています。
日本以外ではアメリカ、カナダ、韓国、台湾などで食品への使用が認められていますが、EU諸国ではその使用が禁止されています。
二酸化チタン
これは白系着色料に分類され、チタンという金属元素の化合物の一つで、酸化チタンと表記されることもあります。
二酸化チタンは多くの動物実験により、毒性があることが証明されています。
WHOは二酸化チタンを発がん性のある物質に分類しており、アメリカのがん学会は最も発がん性の高い5つの物質の一つとしています。
犬が着色料で食べる、食べないを判断する?
「うおーーーーーー、フードが鮮やかな赤色でうまそうだーーーーーー」
なんて犬が考えるでしょうか。
犬は初めて見るフードの食べる、食べないを見た目で判断しません。
匂いをよく嗅いで判断します。
そもそも、犬は人間の視覚とは異なり、色を人間ほど識別できていないため、色が鮮やかだから美味しそう、くすんだ色だから不味そうだと判断しません。
つまり、着色料で色が鮮やかになっていようが、犬には全然関係ない話です。
着色料は誰のためのもの?
こう考えると、ドッグフードに着色料が必要なのかどうかがお分かりいただけるかと思います。
色が鮮やかだと、商品パッケージに写っている写真がきれいに見えます。
これらを買う、買わないの判断は飼い主がすることであって、愛犬がそれを好むか好まないかは購入の判断基準になりません。
愛犬には長く、健康でいてほしいと願うのはどの飼い主も同じだと思います。
それでもまだ着色料が含まれたドッグフードを与えますか?
なつき君が食べるオススメのドッグフード
ドッグフード工房
「ドッグフード工房」は、人間の食事と同じようにワンちゃんの体に必要なすべての栄養を天然食材だけで摂ることにこだわった無添加フードです。
多くのペットフードには合成ビタミンや合成ミネラルなどの添加物が配合されていますが、「ドッグフード工房」は合成添加物を一切使用せずにAAFCOの基準をクリアしています。
大切な愛犬のすこやかさのためには、どんな妥協も許さない。自然の恵みをそのまま活かした、安心でおいしいできたてフードをお届けします。
※馬肉/鶏肉/野菜畑においてAAFCO(米国飼料検査官協会)が定める成犬期の試験をクリア
https://dogfoodkoubou.net/より引用
DailyStyle(デイリースタイル)プレミアムフード
鹿肉ドッグフード(ベニソン)「DailyStyle(デイリースタイル)プレミアムフード」は、獣医師・宿南章が愛犬のために最も厳しい条件をクリアして作った安心のプレミアムドッグフードです。
犬の先祖である狼が食べてきた鹿肉をベースに、愛犬の立場で開発いたしました。
ワンちゃんに必要な動物性たんぱく質がしっかりと摂ることができます。
原材料はヒューマングレードレベルの高品質のものを使用し、着色料や香料といった添加物を一切使用せず、国内の製造工場で製造しています。
https://www.shukunami-vet.jp/より引用
手作りごはんってどうなの?
愛犬へ手作りごはんを与えたいけど、どうやって作ったら良いのか分からない。
そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか。
外部リンククックパッドでも犬用ごはんのレシピが公開されていますので、そちらを参考にしながら作ってあげるのも良いかも知れません。
基本的に犬の食事は味付けをしません。
人間は醤油やソース、ドレッシングなどを付け加えないと箸が進まない料理がありますが、ワンちゃんはそういったものは一切不要です。
なので、毎回の食事で肉や野菜を湯煎したものでOKです。
手作りごはんのメリット
- 季節に合った食材を与えることができる
- 頑張れば人間の食事と一緒に調理ができる
- 新鮮な食材を与えることができる
- 食材から水分を与えることができる
- バランスの良い食事を摂らせることができる
手作りごはんのデメリット
- 保存が利かない
- 栄養の知識がないと栄養バランスが偏ってしまう
- 調理に時間がかかってしまう
犬に与えてはいけない食材
ネギ・玉ねぎ・香辛料・チョコレート・ぶどう・イカ・カニ・鶏の骨・卵の白身・カフェインなどなど
これらの食材は犬が食べることで中毒症状を起こしたりする可能性があるので、与えることはもちろん、人間用のご飯を作っているときにキッチンから食材が落ちて愛犬が食べたりしないか注意しましょう。
ドッグフードを与える理由
なつきママは全て手作りごはんでも問題ないと言っていますが、全て手作りにしてしまうと、万が一大きな震災があった際に食べられるごはんがなくなってしまう可能性があり、それを避けるためにある程度保存の利くドッグフードも与えているのが理由です。
犬も毎回同じごはんだと飽きるでしょうし、家族で食事を楽しんだ方が良いとの考えもあります。
一瞬でごはんを食べてしまうなつき君が食事を楽しんでいるかどうかは分かりませんがw
別の記事でも書きましたが、 体は摂取したもので構成されます。
つまり、いくら良い散歩をしたとしても、添加物の多い食事をさせてしまったら、それによって健康を害す可能性があるということです。
私たちは自分で食べるものは自分で選べます。
でも、愛犬は私たちが与えるものしか食べることしかできません。
愛犬を含めた家族全員が楽しく、健康でいるために、普段の食事には気を付けましょう♪