犬のしつけって難しいですよね。
いたずら癖が治らないとか、無駄吠えが多いとか、ワンちゃんによってしつけが必要な部分が色々あるかと思います。
今回は我が家の犬のしつけ方を書いてみます。
犬のしつけ方
しつけはワンちゃんを家にお迎えする前にぜひ知っておいて欲しいことです。
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可愛いワンちゃんとの共同生活をどう送るのか。
当然、各家庭によってルールは全然違います。
その最低限のルールを理解してもらう必要があるのですが、どうやったら理解してもらえるのかについてお話しします。
犬の成長スピード
犬は人間よりも歳をとるスピードが早いという話はご存じかと思います。
では、犬はどのくらいのスピードで歳をとるのでしょうか。
調べてみたところ、なんと1年で17歳になるんです。(大型犬は12歳)
急激な速度で成長しますね。
でも、これは体の話であって、頭(知能)の話ではありません。
では、知能はどうなのでしょうか。
これは人間で言うところの、2~3歳程度と言われています。
体は成熟しても、頭はずっと2、3歳のままなのです。
人間の子供でしたらずっとぐずぐず言う年齢ではないでしょうか。
子供に難しいことを言っても理解できません。
また、しつけと称して叱ってばかりいては泣く一方で、向上は見られません。
それよりも、正しいことをしたらぎゅっと抱きしめてあげた方がいい子に育つと思いませんか?
犬も同じです。
叱るより、飼い主が嬉しいと思うことをしてくれたら褒めてください。喜んでください。ご褒美をあげてください。
犬は常に飼い主を見ています。
ワンちゃんは飼い主が喜んでくれる行動を取るようになります。
もちろん、それには信頼関係が必要です。
叱ってばかりいたら信頼関係を築くことはできません。
犬はどうやってしつけるの?
犬は褒めて伸ばす!
これに尽きます。
もちろん、叱ることで悪い癖を改善することができます。
でも、良いことをしたときに飼い主が喜ぶことで、「あ、こうやったら喜んでもらえるんだ」「これをしたらご褒美がもらえる」と思わせた方が良い結果を生みます。
イメージしてみてください。
遊んで欲しくない道具、おもちゃを口に咥えたときに、「ダメ、返して」と言って、素直に返すと思いますか?
むしろ「今、口にしている道具は飼い主が欲しくなるくらい良い物だ」と思って余計に返したくない、と思うと思いませんか?
恐らくその後は飼い主と愛犬の追いかけっこが始まるはずですw
先日なつき君と散歩をしていたら、こんな飼い主がいました。
そのワンちゃんはもうお散歩したくないのか、少し歩いてはすぐ座ってしまうのです。
飼い主は「何ですぐ座るんだ!歩け!」と何度も怒鳴っていました。
残念ながらワンちゃんは飼い主の言うことを聞かず、ずっと座っていました。
で、少し歩くと座って、飼い主はまた怒鳴っての繰り返し・・・
我が家の愛犬も散歩中、座ったりしますが叱ったことは一度もありません。
幼少期は散歩が上手ではなかったので、座ってしまったり、どこか別の道に行こうとしたら、上手に散歩ができたときに少量のおやつをご褒美として与えていました。
今でも上手に散歩できたら褒めます。
散歩はワンちゃんの作業でも飼い主の作業でもありません。
一緒に散歩を楽しみましょう。
犬のトイレのしつけ方
先の記事で、まず最初にトイレのしつけをしてください、と書きました。
これには理由があります。
お迎えした当初は頻繁にトイレをします。
1日10回くらいするでしょうか。
犬は足の感触でトイレをしても良い場所なのか、そうでないのかを判断するらしいのですが、一般的にはトイレシート、もしくはトイレトレーを用意して、そこで用を足すようにしつけると思います。
トイレトレーはメッシュのカバーが付いているので、その感触を覚えるようです。
これはワンちゃんにもよりますが、メッシュのカバーを噛んで遊ぶ子がいます。カバーは遊び道具ではないので、外してしまっても問題ありません。トイレシートの感触を覚えてくれます。
なぜ急いでトイレを覚えてもらうようになる必要があるのか。これには理由があります。
ワンちゃんは成長するにつれ、トイレが我慢できるようになるため、トイレの回数が減ります。
つまり、しつけをする回数、理解を得る機会がどんどん減っていきます。
幼少期にこれらの理解をしないまま成長してしまうと、適切な場所でのトイレが理解できず大きくなってしまい、結果的に外でしかトイレできない子に成長してしまうのです。
我が家ではお迎え当初、サークルを用意しました。
そこにはケージ、水の入ったお皿、寝るときの小さなマット、それ以外は全てペットシーツを敷いていました。
ほぼトイレですw
なので、この状態であればどこで用を足しても外しません。
この状態から少しずつペットシーツを少なくしていきます。
そして、トイレのモーションが始まったら「トイレ!トイレ!」と声を掛け、トイレが成功したら、これでもかと言うくらい褒めたたえます。
あと数か月で2歳を迎えますが、未だに褒めます。褒めちぎります。
と言うのも、1歳を過ぎてトイレが完璧になったワンちゃんが、突然家の中でトイレできなくなったという人の話を聞いたことがあるからです。
完璧にできるようになったから安心。もう声を掛けなくても褒めなくても大丈夫。とは考えていません。我が家ではこの先なつき君が大きくなっても声を掛け、上手にできたら褒めます。
トイレの瞬間を見落として、あ、トイレしてた。こんなタイミングもあります。
でも、それに気付いたら、トイレしてたんだね~、よくできたね~と褒めます。
これが我が家のしつけで、それが功を奏しているかどうか分かりません。
ただ、悪天候でも家でトイレをし続けてくれるので効果はあるんだろうなと思います。
また、幼少期は甘噛みがひどいです。
これは仕方のないことかも知れませんが、お迎えの時期には歯の抜け替わり時期が近くなっているため、歯がかゆかったり、違和感があるのでしょうね。
それに加え、何でも興味の対象になります。
ワンちゃんは基本的に舐めたり噛んだり、ニオイを嗅ぐことでしか物事を確認できません。
手(足)で触ったりして、それが何であるかを確認する、といったことはしません。
力加減も分からないので、ご主人様にも遠慮なく噛んできます。
さらに、抜け替わる前は犬歯が尖っているため痛いです。噛まれると殺意が湧きます。
悲しくないのに涙も出ます。
この頃の甘噛みはとにかく殺傷能力が高く、可愛い顔をしながら愛犬が襲ってきます。
愛犬に噛まれて昇天する人生もアリなのかなと覚悟をする日もあります。
そんな愛犬ですが、飼い主の指がおもちゃだと誤認してしまったら大変なことになります。
そんな時は、気を紛らわすようなおもちゃを与えるのが良いと思います。
ちなみに我が家は甘噛みを可愛らしい行為だという設定にして放置していました。
結果、未だになつき君は僕だけに甘噛みをしてきます。
さて、甘噛みの対処法ですが、噛まれたときに「痛いーーーー」と大げさに叫ぶことで止めてくれたワンちゃんもいるそうです。
おもちゃを与え、上手に遊べたら褒めまくるしつけ方効果的です。
犬のしつけ方のまとめ
とにかく、して欲しい行動を取ることができたら褒める。
そうでない行動をしたら無視する。相手にしない。
相手にしなければ、つまらないと判断してその行動を取らなくなります。
これが大事です。
また、上手に散歩ができるようになった、トイレの失敗がなくなったからと言って、今まで褒めていたのを突然やめることはオススメしません。
それが原因でできなくなるくらいならずっと褒めていた方が楽ですし、褒めた方がより一層愛犬が可愛くなりますよ。
と、親バカっぷりを全力で発信しましたw
こんなしつけ方ですが、参考になる部分があれば幸いです。
外部リンク:ペティオ 犬のしつけ方・育て方